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【烏丸御池】京都を代表する喫茶店『イノダコーヒ本店』で味わう「京の朝食」でちょっと贅沢なモーニング
京都の堺町通三条に店を構える 『イノダコーヒ本店』は、 京都の喫茶店文化を語るうえで欠かせない存在。

1940年の創業以来、「京都の朝はイノダコーヒの香りから」というキャッチフレーズとともに地域で親しまれ、京都を代表する喫茶店として、京都住民から国内外の観光客までさまざまな人が訪れる名店。
また、80年以上にわたる歴史の中で、谷崎潤一郎や池波正太郎を始めとする多くの文化人に愛され、フォークシンガーの高田渡氏の曲にも同店の名が登場しています。
格子の窓枠や瓦屋根といった町家風の店構えが京都の街並みと調和し、通りでもひときわ目を引く『イノダコーヒ本店』。和と洋が絶妙にミックスされたデザインがとても洒落ていて、この建物自体が京都の街になくてはならない存在です。
看板に描かれた赤いポットのイラストやロゴマークは、焙煎家であると同時に芸術家でもあった創業者・猪田七郎氏によるもの。本店の隣には創業時の店舗を復元した旧館とメモリアル館が併設され、随所に猪田氏の美学が散りばめられています。

白いシャツに蝶ネクタイを着けたスタッフに迎えられて店内へ足を運ぶと、そこに広がるのはタイムスリップしたようなクラシカルな空間。
本館はホテルのラウンジのように上品でエレガントな雰囲気。それでいて肩の力が程よく抜けた、地域に根差した老舗ならではのリラックス感が漂っています。窓側のエリアは吹き抜けで開放感があり、ゆったりと贅沢な朝のひと時を過ごすのに最適。心地よい陽射しを感じられる、中庭のテラス席もおすすめです。

そして、本館に隣接する旧館は、さらにレトロな風情がたっぷり。ステンドグラスやビロードのカーテン、赤白チェックのテーブルクロス、とにかく目に入るものすべてが素敵で心を奪われること確実。
なお、本館と旧館の間の廊下には鳥籠が下げられていて、中にいる小鳥が可愛らしいさえずりを聞かせてくれるのも楽しみのひとつ。
ちなみに、すぐ近くには円形のカウンターが有名な「三条支店(改装のため休業中)」があるほか、京都市内に全6店舗、東京と神奈川、広島にも支店を展開しています。
香り高いコーヒーと共に味わう贅沢なモーニングセット「京の朝食」

「京の朝食」1,680円
ここ『イノダコーヒ本店』の名物モーニングといえば、午前11時までの限定メニュー「京の朝食」。神奈川県茅ヶ崎市のハム工房から仕入れる本格ボンレスハムに、ふわふわのスクランブルエッグ、新鮮な野菜サラダのプレート。そして、クロワッサン、コーヒー、オレンジジュースが付く、ホテルの朝食のように豪華なモーニングセットです。
そして『イノダコーヒ』創業時からの看板メニューでもあるコーヒーは、ネルドリップ式で淹れるしっかりとした味わいが特長。ちょっとした温度や湿度の変化が味に現れるコーヒー豆を、職人が培った「経験」と「勘」で焙煎しています。

「アラビアの真珠」690円
なかでも、店のオリジナルブレンド「アラビアの真珠」はヨーロピアンタイプの深煎りで、砂糖とミルクを入れて飲むのが基本のスタイル。注文時に有無を聞いてくれ、ミルク・砂糖入りの場合はコーヒーにあらかじめ入れた状態で提供されます。

「カフェオーレ」690円
「アラビアの真珠」と温かいミルクを絶妙なバランスで合わせた「カフェオーレ」。まろやかでありながらコーヒーの苦みとコクがしっかり感じられ、銀のカップホルダーがレトロな気分を盛り上げてくれます。
朝ごはんにぴったり、種類豊富なサンドイッチメニューも魅力
『イノダコーヒ 本店』では「京の朝食」のほかにも、朝ごはんにぴったりな軽食を種類豊富に用意。

「ロールパンセット」1,050円
「ロールパンセット」は、カリッと揚げたエビフライを挟んだロールパンサンドにサラダとドリンクがセットになった、モーニングにも軽食にも最適なセット。

「タマゴサンド」780円
自家製タマゴサラダとキュウリをふわふわのパンで挟んだ「タマゴサンド」。昔ながらのシンプルなタマゴサンドは、いつ食べても飽きがこない、どこかホッとするおいしさ。銀のお皿やレースペーパーにも、老舗の喫茶店らしさを感じます。

「マッシュルームスープ」680円
サンドイッチのお供にはコーヒーのほか、熱々の「マッシュルームスープ」もおすすめ。
マッシュルームの豊かな香りと旨味が詰まったなめらかなポタージュは食欲のない朝にも飲みやすく、お腹をほっこり温めてくれます。

「ハンバーグサンド」1,230円
朝からしっかり食べたい、という人にはハンバーグやカツなど食べ応えあるお肉系のサンドイッチも魅力的。
「ハンバーグサンド」は、からしバターを塗ったトーストでジューシーなハンバーグを挟んだサンドイッチ。とろりと溶けたチーズ、オニオンスライス、マヨネーズがアクセントになっています。

「ビーフカツサンド」2,030円(税込)
そして、自慢の「ビーフカツサンド」は、厳選した国産牛のビーフカツをトーストで挟んだ贅沢な一品。表面をカリッと揚げたビーフカツは肉厚で柔らかく、ソースとの相性も抜群。香ばしく焼いたベーコンがトッピングされています。
ほかにも、メニューには「ミックスサンド」「フルーツサンド」などの各種サンドイッチやトーストをラインアップ。どれも丁寧に作られた正統派かつ安心感のある味わいで、全種類制覇したくなります。
『イノダコーヒ』自慢のパスタやスイーツまで、朝から多彩なメニューを楽しめる

手前「イタリアン(トマトソース)」 奥「ボルセナ(ホワイトソース)」各1,000円
トーストやサンドイッチのほか、スパゲッティ「イタリアン」と「ボルセナ」も朝から注文が可能。もっちりとした食感の極太麺にソースがたっぷり絡んで懐かしい味わい。
スパゲッティは銀の器に蓋をした状態で登場し、目の前でパカッと蓋を開けて提供。料理一つひとつへの細かな心づかいにも、ちょっとした特別感を味わえます。

「レモンパイ」630円
そして、ケーキやプリンといった洋菓子や甘味も充実しているので、モーニングの締めに朝からスイーツを楽しむことも可能。
人気メニューのひとつ「レモンパイ」は、パイ生地の上にレモン風味のカスタードクリーム、シロップをたっぷり浸み込ませたスポンジ、ふわふわのメレンゲが層になった一品。レモンの爽やかな酸味とスッと溶けるメレンゲのバランスが絶妙で、食事の後でもするりとお腹に収まりそう。

いつ訪れてもおいしいコーヒーやサンドイッチをいただける『イノダコーヒ本店』。出張や観光で京都を訪れたときは必ず立ち寄る、という人も多いのでは。
ゆっくりモーニングを食べながら今日一日の旅の計画を考える人、コーヒーを片手に新聞を読みながらくつろぐ常連客の姿。ここには、そんな何十年も変わらず営まれ続ける、幸せな朝の光景があります。
ちなみに、店内は全211席と広々とした造りながら、開店直後に満席になるほどの人気。ぜひ、早起きして『イノダコーヒ本店』で、心地よい京都の朝を満喫してください。
店舗情報
店名 | イノダコーヒ本店 |
住所 | 京都府京都市中京区堺町通三条下ル道祐町140 |
電話番号 | 075-221-0507 |
アクセス | 京都市営地下鉄烏丸線・東西線 烏丸御池駅より徒歩6分 |
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